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税理士試験の合格ワンポイント 〜簿記論編〜
こんにちは!
トータルサポートの鈴木です!
今年も11月になって、寒波と同時に年の瀬も近づいて参りました。
年末調整や確定申告の準備も早期にしていきたいものです。
さて、来月は待ちに待った税理士試験の合格発表です!
官報合格を望む方、初受験の方など様々な受験者層が存在します。
皆様がそれぞれ良い結果が残せていること、心から祈っております。
今回は、簿記論の合格に関するワンポイントを紹介していきます。
9月開講の受験生であれば、もう2ヶ月が経過する頃です。
内容の煩雑性、範囲の広さ、何より短時間での回答など既に苦しんでいる方、多いのではないでしょうか。
簿記論の合格において重要なことは、2時間内に回答できる箇所を探してとにかく埋めていく、これに尽きるものです。
一例になりますが、
金額は全て千円単位とし、計算過程で千円未満の端数が出た場合は、計算の都度、その端数を四捨五入すること。仕訳の中にある( )の金額は各自推定すること。
(資料1)
1、当社は甲工場、乙工場及び丙工場の3つの工場を所有し、それぞれで異なる製品を製造している。また、工場で製造するすべての製品の開発を行うため、開発棟を所有している。
2、工場ごとに資産グルーピングを行い、グルーピング後の帳簿価格は(資料2)にあるとおりである。
3、甲工場及び乙工場が製造する製品の売り上げが激しく落ち込み、減損の兆候が見られる。また、開発棟についても減損の兆候が見られる。
4、当社は、共用資産について、より大きな単位でのグルーピングを行う方法を採用している。
5、減損損失の配分は、帳簿価格を基準として比例配分する。
6、減損損失配分後の帳簿価格は、回収可能価額を下回らないものとする。
(資料2)
各資産グループの帳簿価格、割引前将来キャッシュフロー及び回収可能価額は、以下の通りである。なお、「N/A」は不明であることを示している。
資産グループ
甲工場について
帳簿価額:36,000千円、割引前将来CF:28,000千円、回収可能価額:26,000千円
乙工場について
帳簿価額:25,000千円、割引前将来CF:40,000千円、回収可能価額:N/A
丙工場について
帳簿価額:20,000千円、割引前将来CF及び回収可能価額:N/A
開発棟について
帳簿価額:22,000千円、割引前CF及び回収可能価額:N/A
(資料3)
資産グループ全体の割引前将来キャッシュフロー及び回収可能価額は、以下の通り見積もられている。
資産グループ全体の割引前将来キャッシュフロー: 88,000千円
資産グループ全体の回収可能価額80,000千円
(1)各工場について減損処理の有無を調べ、減損処理の必要がある場合は、減損損失額を算定しなさい。なお、減損処理が必要ない場合は0を記入すること。
甲工場の減損損失額: 千円
乙工場の減損損失額: 千円
丙工場の減損損失額: 千円
(2)共用資産を含むより大きな単位での減損処理の必要の有無を調べ、必要がある場合は、全体の減損損失額を算定しなさい。なお、減損処理が必要ない場合は0を記入すること。
減損損失額: 千円
(3)開発棟の正味売却価額が19,000千円である時、開発棟の減損損失の超過額の有無を調べ、減損損失の超過額がある場合はその額を算定しなさい。なお、減損処理が必要ない場合は0を記入すること。
減損損失の超過額: 千円
(4)この減損損失について仕訳を答えなさい。
減損損失 / 甲工場
/ 乙工場
/ 丙工場
/ 開発棟
~参考~
第72回:税理士試験簿記論より
合格を目標とすると、この問題を15分ほどで切り抜ける必要があります。
ここで重要なのは、切り抜けると回答するは意味が違うということです。
(3)と(4)がパッと見てよく分からなければもう次に進む。という判断を、即座にできる能力が合格に直結していきます。
ちなみに上記の問題は、次の設問が有価証券と連結会計の複合問題でしたので、この(3)と(4)に使う時間を次の設問に回した方が、圧倒的に回答率を伸ばすことが出来ます。
最後になりますが、来年の税理士試験の受験をされる皆様、本当に応援しております! !
(という私も相続税法の条文暗記に苦しんでおります…笑)
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